YOSHU マンスリーコンサート2月

土師さおり「ラヴェルの館へようこそ」全3章シリーズの最終回。

第1章のラヴェルのピアノ音楽、第2章のラヴェルの歌曲に続く、今回は、ヴァイオリンに東摩耶さん、チェロに佐藤響さんをお迎えした室内楽です。

1曲目は、ラヴェルの歌曲集「2つのヘブライの歌」です

(幻想的で神秘的な美しさをもった曲です:チェロ/佐藤響さん ピアノ/土師さおりさん)

 

演奏後、チェリストからみたラヴェルの作品について、話していただきました。

 

続いて、ピアノ独奏…エネルギッシュで華やかな、ラヴェルらしい色彩をもった『道化師の朝の歌』です。

(ラヴェルが真夏にオランダを旅したときに作曲した、ピアノ組曲「鏡」第4曲です。ピアノ:土師さおりさん)

 

(『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』より ヴァイオリン:東 摩耶さん チェロ:佐藤 響さん)

 

前半最後は、かの有名な、サラサーテの「ツィゴイネル・ワイゼン」と並ぶ名曲…音楽会用狂詩曲『ツィガーヌ』です

(最初のところは、ヴァイオリンのソロでの演奏が続き、緊張感が伝わってきます。ヴァイオリン:東 摩耶さん ピアノ:土師さおりさん)

 

休憩をはさみ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの3人による『ピアノ三重奏曲 イ短調』です。

ラヴェルの作品の中でも、完成までの時間が短く、完成度が高い "傑作"の一つといわれています。

(ラヴェル39歳、第一次世界大戦勃発の年に作曲されました。20世紀に作曲された"ピアノ三重奏曲"の中でも屈指の名曲の一つに数えられています)

 

初めて出会う曲なので"譜めくり"の人も、事前にリハーサルを行っておられました。

(楽曲を聴きながらリハーサルを繰り返して…譜めくりスト:藤原理恵さん)

 

(ピアノの憂いを湛えたソロから始まる第1楽章、美しいメロディーの3楽章、最終楽章では、3人の輝かしい演奏が絡み合って華麗に終結します)

 

ラヴェルを堪能できた、「ラヴェルの館へようこそ」全3章シリーズが惜しまれつつ終了しました。

晩年を過ごしたパリの西にあるラヴェルの最後の家 "ラヴェルの館" は、現在ラヴェル博物館になっていて、浮世絵を含む絵画や玩具のコレクション、作曲に用いられたピアノなどが展示されています。

この機会に、実際に"ラヴェルの館"を訪れてみてはいかがでしょうか。

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